中世末期、戦国時代に武将が具足の上に羽織った衣服で、胴服などに由来するものとされる。
元来は、軍陣で具足を脱いだ場合の鎧下着の上に着用したものであろう。
近世初頭とされる遺例には、唐織(からおり)や外国産のビロード、羅紗(らしゃ)なども用い、猩々緋(しょうじょうひ)、鳥毛など色、意匠、模様も自由で華麗闊達なものが多い。
また、広袖や、マント風のものなどもあり、紋様のきりばめの手法、ボタン掛け、フリルなど、布地とともに南蛮的嗜好が強く反映している。
古く『室町殿日記』に具足羽織の語がみえるので、天文・永禄(1532~70)ごろには軍陣専用の羽織の類があったのである。
陣羽織の語は江戸時代に定着したもので、しだいに軍陣の礼服の一種のようになり、威儀化、定式化し、非常の際の衣服ともなった。同時に戦時の役職を示す標識ともなり、幕府や諸藩において制服的な衣服として規定される陣羽織も生じた。
多くは背に定紋、合印などをつけ、肩章(けんしょう)様の太刀受(たちうけ)、立襟(たちえり)に、きらびやかな布地の返襟(かえしえり)、ぼたん掛けの板紐(いたひも)などの意匠で、少なからず当初の南蛮風俗の影響を残しつつ、ほぼ一定した形式として用いられた。
陣羽織
サイズ | 肩幅 68cm / 身丈 86cm |
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商品内容 | 陣羽織 |
商品名 | 直江氏家紋入り(三亀甲花菱)陣羽織 0022 |
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型番 | jin0022 |
販売価格 |
38,640円(税込) 売約済み |
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